中心波長:840 nm、 動作波長帯域:±40 nm、結合比:50 %、光ファイバータイプ:Corning HI780C
| 型番 : PL-FC-0840-5050-40 |
| 価格 : USD [お問い合わせください] |
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| 在庫番号 : A80150702 |
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これらのカプラは 結合比 50:50、70:30、90:10、または 99:1 で提供可能です。双方向性を持ち、任意のポートを入力として使用できます。
各カプラの詳細仕様や動作図は、下記の情報アイコンを参照してください。
各カプラには 個別の試験データシート が付属します。ワイドバンドカプラのデータシートには、結合比データと性能グラフが記載され、指定帯域外の波長もカバーし、指定許容範囲内で結合比が維持される波長範囲が示されています。
カプラの試験手順の詳細は Coupler Verification タブに記載されています。
840 nm 2×2 SM カプラのサンプルデータシート(ワイドバンドおよびボックス入りワイドバンド)も参照可能です。
当社のカプラは Telcordia 規格を満たす、またはそれを上回る性能 を保証するため、厳格な試験を実施しています。
光学仕様
パラメータ | 単位 | 値 |
中心波長 | nm | 840 |
動作波長帯域 | nm | ±40 |
最大余分損失 | dB | 0.2 |
最小反射損失 | dB | 50 (Typ. ≧ 55 dB) |
最小指向性 | dB | 50 (Typ. ≧ 55 dB) |
光ファイバータイプ | - | 単一モード光ファイバー(標準:Corning HI780C) |
動作温度 | ℃ | -5 to +75 |
保存温度 | ℃ | -40 to +85 |
結合比 | 等級 | 結合比公差 | 信号経路挿入損失 1×2:P1→P3 2×2:P1→P3、P2→P4 | タップ経路挿入損失 1×2:P1→P4 2×2:P1→P4、P2→P3 | ||||
50 % | A | ± 6.0 % | ≦ | 3.8 | dB | ≦ | 3.8 | dB |
P | ± 4.0 % | ≦ | 3.6 | dB | ≦ | 3.6 | dB | |
30 % | A | ± 4.5 % | ≦ | 2.0 | dB | ≦ | 6. 1 | dB |
P | ± 3.5 % | ≦ | 2.0 | dB | ≦ | 6.0 | dB | |
20 % | A | ± 4.0 % | ≦ | 1.4 | dB | ≦ | 8.2 | dB |
P | ± 3.0 % | ≦ | 1.3 | dB | ≦ | 7.9 | dB | |
10 % | A | ± 3.5 % | ≦ | 0.8 | dB | ≦ | 12.1 | dB |
P | ± 3.0 % | ≦ | 0.8 | dB | ≦ | 11.7 | dB | |
1 % | A | ± 0.6 % | ≦ | 0.3 | dB | ≦ | 24.2 | dB |
P | ± 0.5 % | ≦ | 0.3 | dB | ≦ | 23.2 | dB | |
カスタム設計部品対応可能
典型光学仕様

仕様書の読み方
中心波長(Center Wavelength)
光ファイバーカプラ設計時の中心波長です。また、検査時の中心波長でもあります。使用する光源の中心波長に合わせて、カプラの中心波長を選択することを推奨します。
動作波長帯域(Operating Wavelength Band Width)
SLD 光源やスイープ光源など、広帯域光源を使用する場合は、広い動作波長範囲を持つカプラを選択してください。ただし、光源の帯域幅に対して過度に広い動作波長のカプラは推奨されません。動作波長範囲が広いカプラほど、波長依存性が大きくなる傾向があります。光源の特性に応じて、適切な動作波長範囲を選定することが望ましいです。
余分損失(EL)
カプラ内で失われる光の割合です。余分損失が小さいほど、光源の出力を効率的に利用できます。P1 からの入力時の余分損失は以下の式で計算されます:
EL(P1)(dB)=−10logP0(mW)P3(mW)+P4(mW)

挿入損失(IL)
挿入損失には、分岐損失(Branch Loss) と 余分損失(Excess Loss) が含まれます。信号経路(Signal Path / 直通ポート)損失が小さい(透過率が高い)光学経路のことを指します。タップ経路(Tap Path / クロスポート)損失が大きい(透過率が低い)光学経路のことを指します。P1→P3 光学経路の挿入損失は、以下の式で計算されます:
IL(P1→P3)(dB)=P3(dBm)−P0(dBm)

指向性(Dir)
指向性は、カプラが 結合ポートで逆方向(順方向・逆方向)に進む信号をどれだけ分離できるか を示す指標です。下図は、P1 入射時の指向性測定方法を示しています。
P1 入力における指向性は、以下の式で計算されます:
Dir(P1→P3)(dB)=−10logP1(mW)P2(mW)

反射損失(RL)
反射損失とは、光源が入力されたポートからの出力に対する損失の比率を示します。下図は、P1 入射時の反射損失測定例を示しています。
P1 入力における反射損失は、以下の式で計算されます:
RL (P1)(dB) = (P1(dBm) - P1’(dBm)) - 3(dB)
